今回の旅行は、冬の岩手というテーマで最初は雫石温泉に目をつけていたのですが、色々と見ていると、渓流沿いの温泉郷にある大沢温泉が気になり、『大沢温泉 山水閣』に宿泊しました♨️
湯治部もあるこちらの温泉は、坂上田村麻呂まで傷を癒したと言われる、開湯1200年前の古くからの温泉地。旅館部(山水閣)と自炊部(湯治屋)が分かれているお宿で、家族風呂は源泉かけ流し。広々として温泉やお部屋もゆったりとしていて、疲れた身体をリッチに癒すには最高の滞在になりました✨
(1日目の記事はこちら)
shumatsu-nanisuru.hatenablog.com
🛏施設・お部屋
お宿へのアクセス
花巻温泉郷は、大沢温泉や鉛温泉、JR東北本線の花巻駅から、公営のバスでも温泉郷の送迎バスでもどちらでもアクセスすることができて便利です。
今回訪れた大沢温泉の他にも、藤三旅館を擁する鉛温泉など複数の温泉地が川沿いに密集していて魅力的な地域。
平泉にはほとんど雪がありませんでしたが、花巻駅からバスで少し走っていると、徐々に雪が増え始めます。
とは言ってもこの辺りは例年はもっと雪が積もっているのでしょうね〜。2023年末は暖冬ですから雪は控えめ❄️
15時頃にバスに乗り込みましたが、既に夕方っぽい陽の光が斜めにさしてなんとも旅情を誘う風景です。
だだっ広い平野一面に積もっている雪。岩手は全体的に土地が広大、雄大で、大きなスケールで物事を考えられる後藤新平など偉人を輩出したのもなんとなく頷けます。
少し経過すると、川沿いに出ます。
花巻温泉郷の送迎バスだと主要ホテルに停車しながらなのですが、往路は市営バスを使ったので意外とすぐ。また、このさらに奥にある鉛温泉もかけ流しの温泉が有名なのでいつか行ってみたいですね。
着きました、今日のお宿『大沢温泉山水閣』です。晴れていますが雪も少しちらついて、良い雰囲気♪
午前中にいた平泉と違って、お客さんもたくさん来ていました🚗
全部で50室ほどある大型ホテルですが、ほぼ満室で人気が伺えます。
雪が結構しっかり積もっていました。冬の東北にくる醍醐味です✨
さてロビーはこんな感じでとっても広々。目の前の冬の豊沢川がどーんと見えて、素晴らしいロビーです。チェックインは15時からですんなりと入れました。
お部屋:川沿いの広々二間
今回は、雪が積もった川の景色をお部屋から堪能したかったので、少しだけ課金して渓流川の二間の和室をチョイス。
館内はとても広いのですが、大浴場や家族風呂にとても近いお部屋が割り当てられてラッキーです♨️
廊下も雰囲気があって素敵です。そしてお部屋!
扉を開けて思わずわー!と声をあげてしまいました。豊沢川が全面に見える✨またお部屋もとっても広く二間も続いています。
目の前が前面雪の被った川。ガラスがとっても大きくてピカピカです。
((
ずっとみていたい景色。
お部屋には、お茶とお菓子のセットのほか、冷水が準備されていました。
この冷たいお水がとっても美味しくて、滞在中ごくごく飲んでしまいましたよ🫖
♨️お風呂
山水閣はいろんなお風呂があります
大沢温泉は、旅館部(山水閣)と自炊部(湯治屋)があるだけでなく、旅館部だけでも相当大きなお宿なので、温泉も複数箇所あります。
今回湯治屋の方にも行ってみましたが、木造でしんしんと冷え込む中で雰囲気がありましたよ♨️
家族風呂が源泉かけ流しということを知っていたので、今回は到着してまず家族風呂に行くことにしました。
家族風呂でゆっくり
家族風呂は3つあり、予約なしで空いている時にいつでも入ることが出来ます。
今回、15時半過ぎでしたが、三つ中二つが空いていました。
お風呂はこんな感じ。大沢温泉は源泉が51℃あるのですが、家族風呂は源泉かけ流し。
張られたお湯はアッツアツで、ザパンと身を沈めると熱いお湯が沁みわたります。
ずいぶんじっくり入ってクッタクタにくたびれて、18時30分からの夕食まで一休みしました。
少しぬるすべ感のある景色が素晴らしい大浴場
家族風呂のすぐ横には大浴場「山水の湯」があります。夕食後一眠りした後に入りに行きました。
お宿は満室ですが、22時半頃に行くと女風呂は他にはお一人しかおらずゆったり広々。
お風呂の写真はホームぺージからお借りしましたが、写真の通り窓が大きくて外の雪の川景色が見えてとっても素敵でした。
大沢温泉の泉質はアルカリ単純温泉で、大浴場は源泉かけ流しではありませんが、適温になっていてよりゆっくりと浸かることができました。
熱い家族風呂よりもより、ぬるすべ感を感じます。午前中の平泉温泉と泉質は似ているのですが、北上山地に連なる温泉系みたいです。
- 泉質: アルカリ単純泉/51.3℃
- 効能: 神経痛、筋肉痛、関節痛、慢性消化器病、痔疾、冷え性、うちみ、くじき、疲労回復、健康増進
お風呂上がりにやお休み処がありました。こちらでも冷たいお水をたっぷりいただけて嬉しい。
ちなみに、翌朝は湯治部の方を覗いた後に、もう一つの「豊沢の湯」にも行って来ました。
こちらは1階にあってすぐそばに川が流れており、夏になると半露天になるようです。
🍴お食事
夕ご飯:お肉にお魚にと大満足懐石
冬の懐石膳です。最初に前菜やしゃぶしゃぶがセットされており、このほかに湯引き鯛のお吸い物、煮物、ブリの照り焼き、ご飯と止め椀(根芋とわかめのお味噌汁)、デザートが運ばれてきてお腹がいっぱいに。
前沢牛と白金豚のしゃぶしゃぶはお肉にサシがたっぷり入っていて、4枚をたっぷりいただきました😋
大きな宿ですが、最初から配膳するものと後から出来立てを運ぶものと工夫されており、店員さんも外国の方も多くいらっしゃいましたが皆さん心遣いが細やかで、心地よい夕食でした。
何より、後から後からお料理がきて美味しいご飯でお腹がはち切れるほどになりました。
お部屋に戻ってくると真っ暗。
夜に雪が積もった川原もとっても素敵でした。
朝ご飯:手作りの品が並ぶビュッフェ
夕飯も美味しかったですが、朝食のビュッフェは手作りの品が和洋と並んでいました。私は控えめに取りましたが、肉じゃがやお豆腐も手作り、あとはイカそうめんや筋子も朝から美味しくいただけました。
他にも点心やうどん、ひっつみ汁やパン、ヨーグルトや果物などがあり、おかずはどれも手作りのようで美味しかった〜😋
夕食・朝食いずれも食後はロビーでも紅茶やコーヒーをいただくこともできました☕️
ギリギリまでお部屋でのんびりして、チェックアウト後に帰りは、花巻温泉郷が出している9:55のシャトルバスに乗り込みました。
ロビーでアイスコーヒーを頂いて携えて行きましたよ🧋
💰料金とまとめ
お宿概要
- チェックイン/アウト :15時/翌10時30分
- 一泊二食つき(二名) :19000円/一名
- アクセス :JR花巻駅から市営バスor送迎バスで30分
今回の宿泊の感想
今回、岩手のもう少し北部の雫石の鶯宿温泉の「長栄館」と悩みましたが、渓流沿いのお部屋に惹かれて大沢温泉にしました。
まずお部屋が二間続きでおっきな窓があり、想像通りの冬の雪景色が楽しめました。また大浴場が広々としており、軽くぬるすべの適温の温泉は最高でした♨️
平日ですが年末のこのレベルの温泉旅館で、一泊二食で1人2万円切るのはありがたいこと🙏
→二日目へ続く